彼岸花 墓地いっときの 華やかさ
何時ごろからでしょうか、市街地でも彼岸花が目立つようになりました。
僕の印象に残る彼岸花は、もう20年以上までしょうか、奈良の東大寺境内で見た彼岸花でした。
大湯屋の建物の裏に当時は水田がありました。大湯屋の建物を背景にその畦にずらっと彼岸花が並んで咲いていました。今は水田はただの空き地になって、大湯屋の崩れかけた土塀も美しく修理されてしまい、昔のただずまいはなくなっています。
僕の住んでいるあたりでは、慈星院、長徳寺、宝樹院、三学院などの大きなお寺にはかなり咲きますし、六辻水辺公園、樋ノ爪遊歩の水路沿いにもいくらか植えてあります。そのほか、川口市役所芝支所の裏には大きな群落がありますし、小谷場中学の西北の斜面にも群落が有ります。
先日、芝園団地のグランドのはずれの植え込みの縁に、赤い普通の彼岸花とオレンジ色のショウキズイセンが咲いているのを見つけました。白い、シロバナヒガンバナは赤に混じってあちこちで見かけます。
都内では新宿御苑の大温室の前に昨年までは大きな群落があったのですが、大温室の整備のためか、今年はなくなっていました。それでも千駄ヶ谷門近くと、中の池のほとりにいくらか咲いていました。新宿御苑で特に目立つのは、千駄ヶ谷門を出てすぐ右側の植え込みの中のショウキズイセンの小群落です。昨年行ったときには門の係員の方に断ると、一時出場を許してくれました。